クライアント概要
企業名
Tidy Kiwi
業種
住宅清掃サービス
所在地
ニュージーランド
従業員数
15名
年間売上
¥180,000,000
課題
Tidy Kiwiはニュージーランドで住宅清掃サービスを展開する成長企業です。サービス品質の高さから口コミでの評価は安定していましたが、バックオフィス業務に構造的な問題を抱えていました。
- 電話予約対応に3名のスタッフが1日8時間従事。営業時間外の電話(全体の40%)は取りこぼしており、潜在的な売上機会を逃していました。
- フォローアップの仕組みがなく、初回利用者の62%が二度と利用しない状態。サービス満足度は高いにもかかわらず、リピートにつながる導線が存在しませんでした。
- 紙ベースのスケジュール管理で、月3回のダブルブッキングが発生。顧客への信頼毀損だけでなく、現場スタッフの稼働にも無駄が生じていました。
AI Readiness Assessment
導入前に6つの観点からAI導入準備度を評価しました。
| 評価項目 | スコア | 現状 |
|---|---|---|
| Data | 2 | 紙帳票中心、一部Excel |
| Infrastructure | 2 | オンプレのみ、クラウド未導入 |
| Talent | 1 | IT担当者不在 |
| Culture | 3 | 社長が変革に積極的 |
| Process | 2 | 業務手順の文書化なし |
| Governance | 1 | データポリシーなし |
| 平均スコア | 1.8 |
平均1.8 — データ基盤の整備と並行してAI導入を進める戦略を採用。Phase 1でクラウド移行とデータ構造化を同時に実施することで、最短でのAI稼働を実現しました。
ソリューション設計
AI導入ではなく、業務構造そのものの再設計を3フェーズで実施しました。
-
Phase 1
AI音声予約エージェント(4週間)
Twilio + Claudeを基盤とした24時間自動予約受付システム。自然な対話で予約内容をヒアリングし、Googleカレンダーと連携してリアルタイムに空き状況を確認、即座に予約を確定。営業時間外の取りこぼしを完全に解消。
-
Phase 2
自動フォローアップシーケンス(3週間)
清掃完了お礼 → 2週間後チェックイン → 季節キャンペーン → 定期プラン提案。顧客の利用履歴と反応に基づいてパーソナライズされたメッセージを自動送信。人的リソースゼロでリピート率を構造的に改善。
-
Phase 3
CRM統合 + 予測型スケジューリング(4週間)
顧客データを一元管理するCRMを構築し、過去の予約パターンと地域データから需要を予測。スタッフの最適配置を自動で提案し、移動時間の最小化と稼働率の最大化を実現。
定量成果
| 指標 | Before | After | 変化 |
|---|---|---|---|
| 予約自動化率 | 10% | 90% | +800% |
| 営業時間外対応 | 0% | 100% | — |
| リピート率 | 38% | 67% | +76% |
| ダブルブッキング | 月3回 | 0回 | -100% |
| 電話対応スタッフ | 3名 | 1名 | 2名を現場へ再配置 |
| 月間売上増 | — | +¥1,200,000 | — |
ROI分析
初期導入費用
¥4,500,000
月間システム費用
¥120,000
月間削減効果
¥1,200,000
投資回収期間
3.8ヶ月
12ヶ月ROI
280%
バリューチェーンへの影響
単なるツール導入ではなく、バリューチェーン全体の構造を再設計しました。
- インバウンド(予約受付) 電話 → AI音声エージェント
- オペレーション(スケジューリング) 紙 → AI予測型配置
- アウトバウンド(フォローアップ) なし → 自動シーケンス
- マーケティング(リピート獲得) 属人的 → データドリブン
クライアントの声
正直、AIと聞いて最初は不安でした。でも、Algentioさんは「AIを入れる」のではなく、「業務の仕組みそのものを設計し直す」というアプローチでした。結果として、電話対応に追われていたスタッフが現場に出られるようになり、サービスの質そのものが上がりました。
— Tidy Kiwi 代表