【実体験】28歳税理士、AIに仕事奪われる前にした3つのこと
先月、同い年の税理士仲間から「うちの事務所、記帳業務の65%をAIに任せ始めた」と聞いて、手が震えました。
65%って、私が毎月コツコツやっている仕事のほとんどじゃないですか。
しかも最近の調査では、AI導入済みの税務リーダーの87%が「効率と正確性が上がった」と回答しているそうです(EY 2026年調査)。もう「いつかAIが来る」じゃなくて、「もう来てる」んですよね。
正直、怖かったです。でも、怖がっているだけでは何も変わらない。
そこで私がこの3ヶ月でやった3つのことを、今日は全部書きます。どれも特別なスキルは要りません。28歳の税理士が、焦りながらも実際に動いた記録です。
① 【棚卸し】自分の業務を「AI向き」と「人間向き」に分ける
最初にやったのは、自分の1週間の仕事をすべて書き出すことでした。
Notionに「業務リスト」を作って、1つずつ「これ、AIにできる?」と判定していきました。ChatGPTに「税理士の以下の業務をAI代替可能性で分類して」とプロンプトを投げたら、びっくりするくらい的確に返ってきます。
結果はこうでした。
- AI向き:仕訳入力、領収書チェック、月次の数字整理、申告書の下書き作成
- 人間向き:顧問先への経営提案、税務判断のグレーゾーン対応、資金繰りの相談、クライアントとの信頼構築
書き出してみて気づいたのは、私の業務時間の約60%が「AI向き」に分類されたことです。つまり、今のままだと自分の仕事の大半がAIに置き換わる可能性がある。
でも逆に言えば、残りの40%は「人間にしかできないこと」としてはっきり見えました。
これだけで、漠然とした不安が「具体的な課題」に変わりました。何が怖いのか分かると、対策が立てられるんですよね。
おすすめ:ChatGPTに「私は税理士です。以下の業務リストをAI代替可能性で高・中・低に分類してください」と投げてみてください。自分では気づかなかった視点がもらえます。
食べながらAIを研究しています 😊
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② 【実践】AIツールを1つだけ選んで、まず使い倒す
業務を分類したら、次は「AI向き」に分類した業務を実際にAIに任せてみる番です。
ここで大事なのは、最初から5個も6個もツールを入れないこと。私は最初、freee、マネーフォワード、ChatGPT、Claude、弥生のAI-OCRと一気に試そうとして、全部中途半端になりました(笑)
結局、まず1つに絞ったのがfreeeのAI自動仕訳です。月額1,980円で、領収書の写真を撮るだけで勘定科目を自動分類してくれます。
実際に使ってみた結果がこちらです。
- 領収書100件の仕訳処理:手作業で約3時間 → freee AI で約50分
- 精度:体感で85%くらいは合っていて、残り15%を手修正する感じ
- 月間で約8時間の作業時間が浮きました
月8時間って、けっこう大きくないですか? その時間を顧問先への提案資料づくりに充てられるようになりました。
ちなみに2026年7月にはtofuという海外発のAI自動記帳プラットフォームが日本本格展開するそうです。セブンセンス税理士法人と提携していて、領収書処理から税務準拠まで自動化するとのこと。気になっているので、展開されたら試してレポートしますね!
あと、提案書の下書きにはChatGPTを使っています。「顧問先の飲食店オーナー向けに、来期の節税提案を3つ考えて」みたいに投げると、たたき台が3分で出てきます。もちろんそのまま使うのはNGですが、ゼロから書くより圧倒的に速いです。
ポイント:最初のツールは「一番時間を食っている作業」に使うのがおすすめ。効果を実感しやすいので、続けるモチベーションになります◎
③ 【シフト】「作業する人」から「判断する人」に変わる
これが一番大きな変化でした。
Xで見かけた27歳の税理士さん(@katokeidaiさん)の投稿が刺さったんです。「AI代替される事務所から特化型事務所に移って、事業計画作成や資金繰り提案に集中するようになった」という話。
私も同じ方向に動こうと決めました。
具体的にやったことは3つです。
- 顧問先との面談時間を増やした:AIで浮いた月8時間のうち5時間を、既存クライアントとの対面相談に充てました
- 経営分析レポートを作り始めた:Claudeで財務データの傾向分析をさせて、それをベースに自分の言葉で提案書を書くようにしました
- 「AIでは出せない結論」を意識するようになった:税務のグレーゾーンで「これはこうしましょう」と責任を持って判断を出す。ここはAIには絶対にできない部分です
実は国税庁のAI分析がすごく進んでいて、2024事務年度では339万法人からAIで49万社を抽出し、法人追徴税額が3,811億円(過去最多を3年連続更新)という数字が出ています。
つまり、税務の世界にはもうAIが入り込んでいる。国税庁側がAIを使っている以上、税理士もAIを使わないと対等に戦えない時代なんです。
でも、AIが出した分析をクライアントに伝えて、一緒に意思決定をするのは人間の仕事。ここに価値を集中させるのが、私なりの「AI時代の生き残り方」です。
【まとめ】一番大事なのは「最初の1歩」を今日踏むこと
振り返ると、この3つのステップでした。
- 業務を「AI向き」「人間向き」に棚卸しする
- AIツールを1つ選んで、一番時間のかかる作業から使い倒す
- 浮いた時間で「判断する人」にシフトする
別に税理士じゃなくても使える考え方だと思います。営業でも事務でもエンジニアでも、「自分の仕事のどこがAI向きか」を知るだけで、見える景色がかなり変わります。
3ヶ月前の私は「AIに仕事を奪われる」と怯えていましたが、今は「AIに作業を渡して、自分は別のことをやる」に変わりました。まだ完璧じゃないし、怖さもゼロではないけど、動いた分だけ確実に楽になっています。
大げさなことじゃなくていいんです。今日、自分の1週間の業務を書き出すだけでいい。それが最初の1歩になります。
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ではまた、次のnoteでお会いしましょう💁🏻♀️