AIに仕事奪われる前に:税理士の僕が月10万の副業開始
経済産業省のレポートを読んで、手が止まりました。「2035年までに約2,400万人分の雇用がAI影響を受ける」。しかも税理士業界の定型業務代替率は59%。
私の仕事の半分以上が、AIに置き換わるかもしれない。
怖かったです。正直、しばらく何も手につかなかった。でも「怖い」で止まっていても状況は変わらないので、自分なりに動いてみることにしました。
それが「AI×税務知識で副業を始める」という実験です。3ヶ月やってみて、月10万円の売上が立つようになったので、その全過程を正直に書きます。
【きっかけ】なぜ副業を始めようと思ったのか
きっかけは、X(Twitter)で見かけた投稿でした。「AIで確定申告の記帳代行。税理士が月5〜15万円取る仕事を、月8,000円で受ける」という内容です。
最初は「そんなの無理でしょ」と思いました。でも冷静に考えると、freeeやマネーフォワードのAI自動仕訳はもうかなり精度が高い。簿記3級レベルの知識があれば、AIと組み合わせて記帳代行ができてしまう時代なんですよね。
つまり、税理士の資格を持っている私が「AIに仕事を奪われる」と嘆いている間に、資格を持たない人がAIを使って同じ市場に参入してきている。これは本気でまずいと思いました。
だったら、自分こそAIを使いこなす側に回るしかない。税理士の専門知識+AIツールで、個人事業主向けの副業を始めてみよう。そう決めました。
食べながらAIを研究しています 😊
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【やったこと】3ヶ月間の具体的なステップ
①まずAI会計ツールを徹底的に触る(1ヶ月目)
最初の1ヶ月は、とにかくツールを触りまくりました。試したのはこの4つです。
- freee AI:AI自動仕訳、領収書自動読み取り、エラー検知。中小企業・個人事業主向けで月額3,000円〜
- マネーフォワード クラウド:AI取引入力、銀行連携自動化。税理士連携機能が便利
- tofu(トーフ):2026年7月に日本本格展開のAI自動記帳サービス。セブンセンス税理士法人が監修していて精度が高い
- ChatGPT:税務相談のシミュレーション、クライアント向け説明資料の下書き作成
特にfreee AIの自動仕訳は驚きました。領収書をアップロードするだけで勘定科目を推定してくれて、精度は体感で85%以上。残りの15%を私がチェック・修正する形です。
従来なら1件の記帳に5分かかっていた作業が、AIチェック込みで1分以下。月100件の仕訳なら、約7時間の作業が1.5時間に短縮されました。
②サービス設計と価格設定(1〜2ヶ月目)
次に考えたのが「何を、いくらで売るか」です。
税理士の顧問料は月1〜3万円が相場。でも個人事業主やフリーランスの方にとっては、それでも高いと感じる人が多い。
そこで私が設定したのは、こんなサービスです。
- AI導入診断コンサル:オンライン面談1回60分、1万円。freeeやマネーフォワードの初期設定を一緒にやる
- 月次AI記帳チェック:AIが自動仕訳した内容を私が月1回チェック。月5,000円
- 確定申告サポート:年1回のスポット対応。3万円
ポイントは「AIがやった仕事を、税理士資格を持つ私が最終チェックする」という安心感。AIだけでは不安な層に刺さりました。
集客はランサーズとココナラに出品。あとはnoteで「個人事業主のためのAI経理入門」という記事を書いて、そこからの問い合わせも狙いました。
③実際に受注して回す(2〜3ヶ月目)
最初の1ヶ月は問い合わせ3件、成約1件でした。正直、全然ダメだと思いました(笑)
でも2ヶ月目に転機が来ます。ココナラのレビューが★5で1件つき、そこから問い合わせが急に増えたんです。
3ヶ月目の内訳はこうでした。
- AI導入診断コンサル:4件 × 1万円 = 4万円
- 月次AI記帳チェック:8件 × 5,000円 = 4万円
- 確定申告スポット相談:1件 × 3万円 = 3万円
合計月11万円。作業時間は週に約5時間。本業の合間にやれる範囲です。
【結果】正直な感想
良かった点から書きます。
まず、AIツールのおかげで作業時間が圧倒的に少ない。従来の記帳代行なら月20時間はかかる仕事が、AIの自動仕訳+私のチェックで月5時間程度。時給換算で約2万円です。
それから、自分の専門知識の価値を再認識できました。AIが自動仕訳を間違えるポイントって、だいたい決まっているんですよね。交際費と会議費の区分、家事按分の判定、消費税の課税・非課税の判定。ここは税理士の知識がないと正確にできない。
「AIに奪われる」と思っていた知識が、実は「AIと組み合わせると最強」になる。この感覚を得られたのが一番の収穫でした。
一方で、微妙だった点もあります。
集客が安定しない。ランサーズやココナラは手数料が20%前後かかるし、価格競争になりがちです。将来的には自分のサイトやSNSからの直接集客に移行しないと厳しいなと感じています。
あと、GPTsの「Small business AI consultant」を使って事業相談をしている人もいて、無料ツールとの差別化は常に意識しないといけません。
【おすすめ度】こんな人に向いています
この副業が向いているのは、こんな人です。
- 簿記や税務の知識がある(税理士・会計士はもちろん、簿記2級以上でもいける)
- AIツールを触るのが苦にならない
- 本業が忙しくても週5時間は確保できる
- 「AIに仕事を奪われる前に、AI側に回りたい」と思っている
逆に、完全にゼロから始める人にはハードルが高いかもしれません。最低限の会計知識がないと、AIの出力が正しいかどうか判断できないので。
中小企業の58%がすでにAI会計ソフトを導入しているというデータもあります。つまり「AIで経理を効率化したいけど、最後のチェックは専門家にお願いしたい」という需要は確実に増えている。
この記事が参考になったら、スキで教えてもらえると嬉しいです!
怖いなら、怖いまま動いてみる。3ヶ月前の自分に言いたいのは、それだけです。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
ではまた、次のnoteでお会いしましょう💁🏻♀️