【実体験】怖がり税理士がAIで仕事量を半減させた
正直に言います。私は半年前まで、AIに仕事を奪われるのが怖くて夜眠れないことがありました。
でも今、月の仕事時間が約40時間減っています。怖がっていた私が、です。
「AIを使いこなす税理士になる」なんて大層な目標じゃなくて、ただ「このままだとヤバい」と思って始めただけ。そんな私の全手順を、今日は包み隠さず書きます。
【前提】税理士の仕事、どこがAIに置き換わるのか(30秒で分かる整理)
まず最初に整理しておきたいのが、「全部の仕事が奪われるわけじゃない」ということです。
EYの2026年調査によると、税務リーダーの87%がAIで効率・正確性が向上したと回答しています。一方で、クライアントとの相談業務やイレギュラーな判断は、まだ人間が必要な領域です。
私の場合、仕事を3つに分けてみました👀
- 置き換えやすい:仕訳入力、請求書処理、定型的な税法リサーチ
- AIと協業できる:申告書ドラフト作成、データ分析、異常値検出
- 人間が必要:節税相談、経営アドバイス、クライアントとの信頼構築
この「置き換えやすい」部分だけでも、私の業務の約40%を占めていました。ここをAIに任せたら、仕事量が半減するのは当然ですよね。
食べながらAIを研究しています 😊
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【手順①】まずクラウド会計を「AI前提」で使い直す
私が最初にやったのは、すでに使っていたfreee会計の設定を見直すことでした。
freeeにはAI-OCR機能があって、請求書を撮影するだけで自動読み取り・仕訳提案までやってくれます。これ、機能としては知っていたのに、ちゃんと活用できていなかったんです(笑)
具体的にやったことはシンプルです。
- 銀行口座・クレジットカードの自動連携を全クライアント分で再設定
- AI仕訳ルールの学習データを過去1年分で再トレーニング
- 請求書はすべてスマホ撮影→AI-OCR処理に統一
これだけで、仕訳入力にかかっていた時間が月20時間ほど削減されました。マネーフォワード クラウド会計でも同じようなAI自動仕訳機能があるので、どちらを使っていても同じ手順でいけます!
【手順②】ChatGPTとClaudeを「税法リサーチ専用」にする
次に大きく変わったのが、税法リサーチの時間です。
以前は判例や通達を調べるのに、1件あたり1〜2時間かかっていました。今はClaudeに長文の税法資料を読み込ませて、要点を整理してもらっています。
たとえばこんなプロンプトを使います。
「以下の税法条文と判例を読んで、個人事業主の経費算入が認められる条件を3つに整理してください。根拠条文も引用してください。」
Claudeは長文処理が得意なので、税法リサーチとの相性が抜群です。月額約3,000円で、リサーチ時間が50〜70%短縮されました。
ChatGPTは、クライアントへの説明文のドラフト作成に使っています。「この節税スキームを、経理経験がない社長にも分かるように説明して」みたいな使い方です✨
ただし、AIの出力は必ず自分で確認しています。Xで話題になっていましたが、AIを信じて顧問税理士を切った事業主がミスで泣きついてきた、という事例もあるので。AIはあくまで補助ツールです。
【手順③】請求書処理をLayerX バクラクで自動化する
3つめに導入したのが、LayerX バクラクです。月額1万円からで、請求書の自動処理とインボイス対応をまとめてやってくれます。
電帳法にも対応しているので、紙の請求書をスキャンして保存する手間もなくなりました。
ちなみに、2026年は「デジタル化・AI導入補助金」が使えて、ソフトウェア購入費が最大450万円まで補助されます。私のような個人事務所でも、実質負担がかなり減りました!
【手順④】申告ドラフトをAIに下書きさせる
ここが一番怖かったステップです。申告書の下書きをAIにやらせるなんて、最初は考えられませんでした。
でも試してみたら、定型的な法人税申告のドラフトなら、Geminiでかなりの精度で作れることが分かりました。弥生会計のAI自動仕訳と組み合わせると、データ変換から申告ドラフト作成まで一気に進みます。
もちろん最終チェックは私がやります。でも「ゼロから作る」と「AIのドラフトを修正する」では、かかる時間がまったく違います。
【手順⑤】月次レビューで精度を上げ続ける
AIは放置すると精度が落ちます。なので、月に1回は「AIが間違えたところ」を振り返る時間を作っています。
具体的には、AI仕訳の修正ログを確認して、間違いパターンをルールに追加するだけ。これを続けると、3ヶ月で仕訳の修正率がかなり下がりました。
ある会計事務所では、この改善サイクルを回すことで年間8,000時間を創出した事例もあるそうです😊
【注意点】やりがちな失敗3つ
① AIの出力をそのまま提出する
国税庁は2025年7月からAIを活用した相続税調査を全国展開しています。つまり、税務署側もAIで見ています。AIが作った書類をノーチェックで出すと、矛盾を突かれるリスクがあります。
② 全部を一気にAI化しようとする
私は最初、5つのAIツールを同時に導入しようとして、全部中途半端になりました(笑)。まずは1つ、freeeかマネーフォワードのAI機能をちゃんと使い切るところから始めるのがおすすめです。
③ クライアントへの説明を怠る
Xでバズっていた投稿で、AIが顧客の決算書データを学習して流出するのでは、という不安の声がありました。「どこにAIを使っていて、データはどう管理しているか」をクライアントに説明できるようにしておくことが大切です。
【まとめ】今日からできること
全部を一度にやる必要はありません。今日できることを1つだけ選ぶなら、これです。
使っているクラウド会計のAI機能を、設定画面で確認する。
freeeでもマネーフォワードでも弥生でも、すでにAI機能が入っているのに使っていない人がほとんどです。まずはそこからで十分。
私も最初は「銀行連携の再設定」という地味な一歩から始めました。それが半年後に月40時間の削減につながっています。
怖いのは当然です。でも、怖いまま動いた先に、ちゃんと変化がありました🙌
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また次のnoteでお会いしましょう💁🏻♀️