AIは敵」だと思ってた税理士が月10時間削減
正直に言います。半年前まで、私はAIを「敵」だと思っていました。
freeeやマネーフォワードがAI機能を次々と追加するたびに、「これ、私の仕事なくなるやつじゃん」と胃がキリキリしていたんです。
でも今、私は月10時間以上の業務時間を削減して、その分を顧問先との経営相談に充てています。AIを「敵」から「右腕」に変えるまでに、考え方が180度ひっくり返った話を書きます。
【常識】「AIに仕事を奪われる」という恐怖
税理士界隈では、ここ1年ずっとこの話題が絶えません。
実際、PwCが新卒採用を32%減らしたというニュースが流れたとき、Xのタイムラインは騒然としていました。「廃業します。AIの影響で仕事ゼロ」というジョーク投稿が2,000いいねを超えていたのも記憶に新しいです。
私自身も「AIがあれば税理士いらないでしょ」とクライアントに言われたことがあります。笑えなかったです、全然。
多くの税理士が感じているのは、こんな不安ではないでしょうか。
- 仕訳入力や申告書作成がAIで自動化されたら、自分の価値は何?
- 顧問料の価格競争がさらに激しくなるのでは?
- 若手のほうがAIを使いこなして、自分が取り残されるのでは?
この気持ち、めちゃくちゃ分かります。私もまったく同じでした。
でも、この「AIは敵」という前提そのものが、実は間違っていたんです。
食べながらAIを研究しています 😊
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【現実】AIを敵視していた私が見落としていたこと
転機になったのは、あるXの投稿でした。税理士事務所がClaude×freeeの自動仕訳を導入して、1社あたりの月次処理を40分から15分に短縮したという話。月換算で24時間の削減です。
「え、そんなに?」と思って、恐る恐るClaudeを触り始めました。
最初に試したのは、顧問先の月次仕訳チェックです。100件程度の仕訳データをClaudeに読み込ませて、「勘定科目の誤りがないか確認して」とお願いしてみました。
結果、普段なら1時間かかるチェック作業が15分で終わりました。
しかも精度が高い。私が見落としがちな消費税区分のズレまで指摘してくれたんです。正直、悔しかったです 笑
でもここで気づいたんですよね。AIが得意なのは「速くて正確な作業」であって、「判断」ではないということに。
実際、Xでも「AIなら税理士いらない」と契約を切った個人事業主が、AIのミスで泣きついてきたという投稿が10,000いいねを超えてバズっていました。AIの出力をそのまま信じると、痛い目に遭うんです。
2026年の調査データでも、40代未満の個人事業主の47.8%がAIを活用している一方で、国税庁のAI抽出法人の60%が実際に税務調査に移行しています。つまり、AIで申告書を作る人は増えているけど、間違いも増えている。
ここに、税理士の本当の価値があったんです。
【じゃあどうする?】「敵」を「右腕」に変える3つの方法
私が実際にやって効果があった方法を3つ共有します。どれも今日から始められます!
① 単純作業をAIに任せて「考える時間」を作る
まずやったのは、仕訳入力と月次チェックの自動化です。
Claude Pro(月3,000円)を契約して、freeeからエクスポートした仕訳データを読み込ませるだけ。「以下の仕訳データを確認し、勘定科目の誤り・消費税区分の不整合・摘要の不備を指摘してください」というプロンプトで十分動きます。
これだけで、顧問先10社分の月次チェックが月8時間→月3時間に短縮されました。浮いた5時間は、経営アドバイスの準備に使っています。
② 「出して直す」運用で提案の密度を上げる
Xで見かけた税理士さんの運用がヒントになりました。生成AIに節税シナリオを出させて、人間が修正するという「出して直す」スタイルです。
たとえばClaudeに「年商3,000万円の飲食店オーナー、法人成り2年目。考えられる節税策を5つ提示して」と聞くと、ベーシックな提案が出てきます。そこから顧問先の状況に合わせて私が取捨選択・カスタマイズする。
ある事務所では、この方法で節税シナリオ作成を月25時間→5時間に圧縮したそうです。私の場合はそこまで大規模ではないですが、提案資料の作成時間が半分以下になりました!
③ AIが苦手な「境界判定」に集中する
AIは明確なルールに基づく処理は得意ですが、グレーゾーンの判断は苦手です。
たとえば「この交際費は損金算入できるか?」「この取引は消費税の課税対象か?」といった境界判定。ここは税法の解釈と実務経験が必要で、AIだけでは答えが出ません。
私は今、AIに作業を任せた分の時間を、この「境界判定」と「顧問先との対話」に全振りしています。結果的に、顧問先からの信頼度が上がって、新規紹介が増えました。
AIを使いこなす人と使えない人で、ここまで差がつくのかと、自分でやってみて初めて実感しています。
【まとめ】AIは敵じゃない。でも「味方」にするには行動がいる
振り返ると、私が一番もったいなかったのは「AIは敵だ」と決めつけて、触らなかった期間です。
半年間、怖がっていただけの時間がありました。でも実際に使ってみたら、月10時間以上の余裕が生まれて、その時間で顧問先にもっと向き合えるようになった。
税理士業界は今、作業型と相談型に二極化が進んでいます。作業だけで食べていくのはどんどん厳しくなる。でも、AIを「右腕」にして相談型にシフトすれば、むしろチャンスは広がっています。
最初の一歩は、Claude ProかChatGPT(どちらも月3,000円)を契約して、手元の仕訳データを1件だけ読み込ませること。それだけで「あれ、これ使えるかも」と思えるはずです。
この記事が参考になったら、スキで教えてもらえると嬉しいです!
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
ではまた、次のnoteでお会いしましょう💁🏻♀️